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シロアリDr シロアリDr 諏訪 真士(すわ しんじ) (すわ しんじ)
駆除成功率100%のシロアリ防除士

全国から年間1,800件以上の相談を受けつつ駆除工事では、これまでに失敗したことがありません。

相談者からは「シロアリドクター」と呼ばれ、ぜんそく・アトピーをもつご家族からも喜びの声を頂きます。なぜなら、食塩と同じ安全性の薬剤を業界基準の10分の1しか使わないからです。


「バカヤロー!シロアリ駆除だけで儲かるかよ!」

私はもともと脱サラをして一般家庭のハウスクリーニングから創業しています。
ご多分にもれず脱サラしたのはいいけれど最初の1年は子供たちもまだ幼く、
まさに食うや食わずの生活でした。

そんな状態でしたから、発注先の経営方針がどうとかということよりも、
何より仕事があるというだけで当初は幸福だったのです。

しかし、工事の件数が増えるにつれ、何か釈然としないものを感じ始めてきたのです。
それが何なのか…。

あるお客様への提案内容について、元請(お客様から仕事を請け負う会社)から言われたのです。

元請 「おい。この提案書は、まだ完成しないのか?」
「いいえ。それで完成ですが、何かミスでもあるでしょうか?」
元請 「バカヤロー!シロアリ工事だけで儲かるかよ! 換気扇や調湿材もセットで提案しなくてどうするんだ!」
「えっ。でも○○さん宅には、どう考えても必要ないと思うんですが…」
元請 「アホ!!必要があるに決まってるんだよ!!」
元請 「お前は黙って提案すりゃあいいんだ。」

妻の一言もハッキリと憶えていますが、
この元請とのやりとりもいまだ鮮明に記憶に残っています。

どうして、仕事をやっても、やっても、そして、一生懸命にやればやるほど、やるせないのか、 にぶい私もこのやりとりには考え込みました。

誰かの為に何かして、それが喜ばれた時の感動―これは何物にもかえがたい事をすでに実感していた私にとって大問題だったのです。

究極の選択。仕事と家庭と・・・。

それで、シロアリ駆除の作業方法などについて元請各社の重役に1件1件説得にまわることにしたのです。 一生懸命に話しました。 でも…。
A社「あぁ~ん?うちのやり方に文句があるなら、やめてもらっていいんだよ!」
B社「仕事をもらってるくせに文句があるんかぁ!!」
C社「黙ってりゃあ、お客はナンモわかりゃあせんのだわ!!」 惨たんたるものでした。

そして、私はこれまでどおり元請のいうとおりの作業をするか、取引をやめるか、まさに究極の選択をせまられることになってしまったのです。 ナゼ究極かと言えば、当時、ほとんどの仕事量を下請作業がしめていたからです。

そして、間の悪いことに、三男(当時保育園児 4才)が左目の手術をするかしないか、失明するかしないかの判断と将来の分かれ目にいたのです。

当時の私と子どもたちの写真

当時、母親と花を積みに行った時、何でも自分でやりたい盛りでもあったのでしょう。

自分で花が摘みたくて、手にハサミを持ったまま自宅の裏の田んぼ道を歩いている時、バランスをくずし、目のそばにハサミを突き刺してしまったのです。


かすかな希望。そして、「今」

どうしたらいいのか答えが出せず、まともに眠れませんでした。

自分の信念を曲げずに取引を中止すれば、手術をうけられないかもしれない。この子の左目は一生見えないかもしれない。

「でも…」

結局、すべての下請け取り引きをやめるのにちょうど1年かかりました。もっとも、私がやめたというよりは、あからさまに仕事量を減らされたのですが。 それで私は、子供のためにも、自分の気持ちに素直に生きることに決めたのです。

ところが、世の中って甘くないですよね。 それまで自分で直接お客様に営業をしたことのない私が、いくら飛び込み訪問したところで、簡単に仕事がいただけるものではありません。

6月の雨が強く地面を叩く朝でした。 あいさつをして玄関のドアをあけ、話し始めたとき、それがセールスだとわかったとたん、ドアを強く閉められたのです。

「ゴッ」

鈍い音が腕の骨をつたわってきました。 たまたま、その時左手がドアの枠に残ってしまい左手小指がはさまり、折れたのです。

今でもその小指は曲がったままで、時折このころの辛さを思い出します。 痛みと情けなさと雨にうたれた寒さとでそのお客様の玄関先からのことは今でも思い出せません。

この時、私は「もうダメかなぁ」と感じていました。

でも、こうした落ち葉のような寂しさや不安な毎日を過ごしながらも、ひとつだけかすかな希望が私を元気づけてくれていたのです。

当時の私と子どもたちの写真

それは、当時、数少ない私の理解者であったお客様の声です。

「頑張ってくださいね」「ありがとうございました」これらのお客様の声は今にも消えそうな私の心に、小さな灯りをともしてくれました。

この小さな希望を頼りに、もし、ここで私があきらめてしまえば業界の常識に惑わされ、しなくても良い損をしてしまうお客様が増えていくのだろう。

「それでいいのか」自問自答の毎日を過ごし、何度もあきらめかけたのです。

でも、どうしても、黙ってはいられなくなったのです。知っていながら何もしない、何も言わない毎日が楽しくないのです。

「不完全な私であることは承知の上、
それでも何かのお役に立つはずだ」これが、今の私に至っているのです。

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